( ´・ x ・`) 「北朝鮮の核実験のゴタゴタが続いてるので、今のうちに核兵器の変移を簡単に振り返ろうと思います。」
( ` ・ω・´) 「資料集めてたら大変な量になったけど気にしない。」
( ´・ x ・`) 「まず世間一般で言われている『アメリカの核開発』の始まりが20世紀最大の物理学者、アルベルト・アインシュタイン(ドイツ語読み、英語だとアルバート)が時の大統領、ルーズベルトに開発を促す手紙を送ったとなっていますが、これは
誤りだそうです。」
( ` ・ω・´) 「本当のところは新たなるエネルギー源としての研究、開発を促したようだ。ま、『将来的に強力な爆弾が作れるかもしれない』程度のことは手紙に書いてあるが。」
( ´・ x ・`) 「そのてがみはアメリカの物理学会のHPで公開されてます。」
Albert Einstein's Letters to President Franklin Delano Roosevelt
*注:英語w
**勉強がてら訳でもつけようかと思ったけど途中で飽きたw
( ` ・ω・´) 「アインシュタインについてとか語りだすと止まらないのでこのへんで。」
( ´・ x ・`) 「ま、このあとマンハッタン計画で原子爆弾が開発されて広島と長崎に落とされたのは周知の事実。」
( ` ・ω・´) 「この落とされた二つの原爆については細かく言えば広島に落とされたのがウランを使った砲身型(ガン・バレル型)、長崎に落とされたのが爆縮型(インプロージョン型)だ。」
( ´・ x ・`) 「このあたりでも陰謀説だとかいろいろあるけど割愛。」
( ` ・ω・´) 「ちなみにマンハッタン計画が始まった1年後には日本でも核兵器の開発が始まっている。」
( ´・ x ・`) 「すぐに研究所が破壊されてダメになったけど。」
*正確にはウランを濃縮するところがダメになったため断念。
( ` ・ω・´) 「第二次世界大戦後の世界では核兵器の開発が加速。」
( ´・ x ・`) 「核兵器を持つ常任理事国のアメリカ、ロシア、中国、イギリス、フランス、さらにカシミール問題でもめてる時に作ったインド、パキスタン。以上が核保有国とされている国。」
( ` ・ω・´) 「さらに核保有疑惑国として、イスラエル、イラン、台湾(!)、そして今回の騒動の張本人、北朝鮮だ。」
( ´・ x ・`) 「この上で現在放棄した国は、過去に保有していたけど現在放棄した南アフリカ共和国。過去に開発計画があって現在放棄した国もあるけど・・・この国の顔ぶれが衝撃的。」
( ` ・ω・´) 「具体的に上げると、リビア、イラク。このあたりはありそう。」
( ´・ x ・`) 「ブラジル、アルゼンチン。」
( ` ・ω・´) 「そして、スウェーデンと・・・なんと
スイス!」
( ´・ x ・`) 「このあたりは
黒いスイスとかいう本にkwsk載ってるらしいです。中の人は全く読んだことないですがw」
( ` ・ω・´) 「話を核兵器に戻すと、冷戦が始まりアメリカとソ連の間で核開発がエスカレート。すごい勢いで威力が上がっていく。」
( ´・ x ・`) 「このころどんどん小型化もしていって、核起爆装置と核物質を一体化した部品を共通化して核弾頭をいろいろな兵器間で使用できるようにした。この結果、あらゆるものが核兵器化。」
( ` ・ω・´) 「例を挙げると、核爆弾、大陸間弾道弾などの核ミサイルはもちろん、戦術用の核砲弾、対潜用の核機雷、核魚雷、対戦車用塹壕のための核地雷。」
( ´・ x ・`) 「細かいところだと、
対空核ミサイル、極めつけは
歩兵向け核兵器まで。最終的には機関銃の弾程度のサイズの核兵器も研究されてたとか。この極小サイズの核兵器には、カルホニウムが使われる予定だったとか。ちなみにこのカルホニウム、世界一高価ものらしく、10グラムで7兆円だそうですw」
( ` ・ω・´) 「話を戻して、威力のほうも開発当初ではTNT火薬15㌔㌧(広島)、20㌔㌧(長崎)相当だったのがメガトン単位に。」
*1キロトン=1000トン=1000000キログラム=1000000000グラム=・・・(ry
( ´・ x ・`) 「現在の配備されている核弾頭の威力は大体1メガトン以下。中にはでかいのもあるけどせいぜい2メガトンの核爆弾。」
( ` ・ω・´) 「これはミサイル誘導などの技術の進歩があると思われる。」
( ´・ x ・`) 「むかしは命中精度が低いのでそれを威力で補ってたそうです。ようは多少外しても確実に目標を破壊できるだけの威力を持たせていた。」
( ` ・ω・´) 「実験レベルだと、アメリカが行った地下核実験で5メガトンというのがある。」
*1メガトン=1000キロトン=1000000トン=1000000000キログラム=・・・(ry
( ´・ x ・`) 「そして、人類史上最大の核実験。」
( ` ・ω・´) 「1961年10月30日に旧ソ連が行ったものだ。」
( ´・ x ・`) 「その威力実に
58メガトンの水爆。これでも威力を抑えてる・・・」
( ` ・ω・´) 「この型で威力を最大にするとなんと
100メガトン」
( ´・ x ・`) 「正直ここまでくるとわけがわからなくなってきますが、わかりやすく(?)いうと、この水爆を、津軽海峡、東京、瀬戸内の三ヶ所で爆発させると、日本全土が放射能に汚染されるとか。まぁ関東地方が一撃で吹き飛ぶくらいの威力。」
( ` ・ω・´) 「実際この58メガトンの威力の実験を行ったときはその衝撃波がなんと、
地球を3周したらしい。」
( ´・ x ・`) 「そんなこんなで冷戦時には
人類を3回絶滅させる量の核兵器があったそうですが、さすがに核保有国もその開発、維持費の負担に耐えかねて削減の方向に。」
( ` ・ω・´) 「したのグラフはアメリカとロシア(ソ連)の核兵器保有数の変移。」
( ´・ x ・`) 「まぁ、技術が進歩して運用効率がよくなったんですかねぇ・・・十分人類を絶滅させるには量があると思うけど。」
( ` ・ω・´) 「そういうことで、お隣の将軍様はこんなおもちゃを手に入れたということだ。」
( ´・ x ・`) 「威力が小さくても、危機感を持ちましょう。下手したら明日から戦争ですから。」
( ` ・ω・´)ノシ( ´・ x ・`)ノシ
参考資料;
核兵器 起爆の原理なんかの図があります。
翔けめぐる衝撃波メガトン級の実験の時の解説
PS.最後のほうが眠くて投げやりになった、反省はしている。ついでに三菱重工の株が上がってた。
三菱重工業(株)